引っ込み思案な人の為のリーダーシップ
組織の中には積極的に行動し、チームをまとめ上げてられる
リーダーシップを持った人ばかりいるとは限りません。
「自分にはチームをまとめる力がないんです・・・」
「自分ひとりで作業するのはいいのですが、
会議で意見を出したりするのが苦手で・・・」
このように、どちらかというと引っ込み思案なメンバーも
会社の中にはいます。
では、そのような人がリーダーシップを発揮できないかというと
そうではありません。
リーダーシップを身につけるために必要となるのは、
「信頼関係を築くこと」です。
引っ込み思案で自分からなかなか意見を言えない人でも、
信頼関係を築き、チームをまとめていく上手い方法があります。
相手の話した内容を返す
それは「バックトラッキング」を活用することです。
「バックトラッキング」とは、相手との会話において、
相手の話した内容をそのまま相手に返す方法です。
例えば、企画会議のやりとりにおいて、
「今回は、コンビニエンスストアと携帯電話を組み合わせた
企画を提案いたします。」
と話されたら、
「なるほど。コンビニエンスストアと携帯電話を組み合わせた企画か。」
といった具合です。
相手は自分の話した言葉が相手にきちんと伝わっていると感じ、
よりあなたのことを信頼して話してくれるようになります。
この場合、注意しなければならないのは、
ただ単に機械的に相手の言葉を繰り返すと、
相手はバカにされていると感じて反発してしまう恐れがある、
ということです。
相手の言葉を返す際は、相手の感情などをくみ取って、
返す必要があります。
また、相手の感情をうまくくみ取って表現して返すことができると、
より深く相手から信頼を得ることができます。
たとえば、
「今回は、コンビニエンスストアと携帯電話を組み合わせた
今までにない企画です。」
と話されたら、
「なるほど。これは画期的で斬新な企画だ。」
と、相手が思っていることを言葉にして返します。
慣れないと難しいものではありますが、
相手の立場に立ち、相手の話をよく聞いて返していくことで、
少しずつ反応がよくなり、引っ込み思案な人でも
信頼関係を築き、頼られるようになります。
リーダーシップの悩み解決!(ケーススタディー)