『最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと』
リーダーシップを身につけるためのおすすめの書籍『最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと』を読みました。
「リーダー」と「マネージャー」は、日本の会社組織で考えると「リーダー」は「部署やチームのトップとして動かす人」、「マネージャー」は「会社の経営を行う人」として考えられますが、本来はもっと異なる意味を持っています。その「リーダー」と「マネージャー」の違いについて、この本ではたったの一言ずつで説明されています。
リーダーとマネージャー、それぞれが考えるべきたった1つのことが、書籍紹介文にて以下のように書かれています。
リーダーが考えるべきたった1つのことは「よりよい未来に向けて人々を一致団結させる」ことである。未来のイメージを描き、語り、考え、反芻し、頭の中ではっきりした形となったら、周りの人々を説得することに関心を向ける。リーダーが専念するのは未来。情熱的でなくても魅力的でなくても弁舌に長けていなくても構わない。ただ明確であればいいと指摘する。
一方、マネジャーが考えるべきたった1つのことは「部下一人ひとりの特色を発見し、それを有効に活用する」こと。才能、スキル、知識、経験、目標といった要素を観察し、それらを使って彼らが成功できる将来計画を立てる。チェスをするように、部下一人ひとりの個性の違いに注目し、彼らの成功に専念すべきである。
つまり「リーダーシップ」とは、会社や部署、チームの“未来”だけを考えて、はっきりとした形にし、部下やメンバーにその形を見せて説得することです。難しい技術や、個人の魅力は必要ないと言われています。確かに明確な目標を示してくれないリーダーには、部下はついてきてくれません。はっきりとした目標を示すこと、たったその1つのことが「リーダーシップを発揮する」ために重要なことです。
リーダーシップを身につけるには、あれもこれも必要なのではと不安に思われている方には特に読んでほしい1冊です。